戦後、日本が経験したことのない24時間を描くクライシス超大作、ここに誕生!
20XX年、12月23日未明。未曾有の事態が日本を襲う。
沖ノ鳥島の西方450キロ、波留間群島初島に国籍不明の武装集団が上陸、
わが国の領土が占領されたのだ。
海上自衛隊は直ちに小笠原諸島沖で訓練航海中の第5護衛隊群に出動を命じた。
その旗艦こそ、自衛隊初の航空機搭載型護衛艦《いぶき》だった。
計画段階から「専守防衛」論議の的となり国論を二分してきた《いぶき》。
艦長は、航空自衛隊出身の秋津竜太一佐。
そしてそれを補佐するのは海上自衛隊生え抜きの副長・新波歳也二佐。
現場海域へと向かう彼らを待ち受けていたのは、敵潜水艦からの突然のミサイル攻撃だった。
さらに針路上には敵の空母艦隊までもが姿を現す。
想定を越えた戦闘状態に突入していく第5護衛隊群。
政府はついに「防衛出動」を発令する。
迫り来る敵戦闘機に向け、ついに迎撃ミサイルは放たれた……。
息もつかせぬ展開と壮大なスケールで描かれる、戦後、日本が経験したことのない24時間。
日本映画界を代表する俳優陣が集結して贈る、
超ど級のエンタテインメント大作がここに誕生する。
原作は「沈黙の艦隊」「ジパング」などで知られる巨匠・かわぐちかいじ氏の同名コミック。
2014年より「ビッグコミック」誌にてスタートした連載は現在も継続中だが、
日々変わりゆく昨今の国際情勢をにらみ、映画ではオリジナルの設定と展開も加え、
日本がかつてない危機にさらされた、遠くない未来の一日の物語とした。
監督は『ホワイトアウト』(00)『沈まぬ太陽』(09)『柘榴坂の仇討』(14)など
骨太な人間ドラマで知られる若松節朗。
脚本は「機動警察パトレイバー」の伊藤和典と「亡国のイージス」の長谷川康夫。
「ローレライ」「亡国のイージス」などで知られる作家の福井晴敏が企画に携わっている。
戦後初の航空機搭載型護衛艦《いぶき》とその乗員たちを中心に、
政府やメディア、そして国民たちが、それぞれの立場、
それぞれの思いで、この国が保ち続けた平和を守ろうとする熱き闘い。
そのとき彼らは何を考え、如何なる選択をするのか。
そして手にした力はどのような形で使うべきなのか。
我々がこの映画で目撃するのは、そんな彼ら一人一人の決断が作る、
明日の日本の姿である。